ろうそどう えいきろうやま まさみち《らふやま まさみち》

2006年01月08日

ろうべん《らうべん》

良弁(朗弁)
 689(朱鳥 3)
 773(宝亀 3.閏11.24)

◇奈良時代の僧侶(華厳宗)。俗姓は百済氏、通称は金鐘(コンシュ)行者・金鷲菩薩、「りょうべん」とも。日本華厳(ケゴン)宗の第二祖。
 伝説では二歳のときに母と桑畑にいて大鷲にさらわれ、大和の春日大社の前の杉(良弁杉)に捨てられた。義淵(ギエン)僧正に救われ、法相宗(ホッソウシュウ)を学ぶ。
 のち奈良東山に隠棲(インセイ)し、 733(天平 5)金鐘寺(キンショウジ)を建立、聖武天皇より羂索院(ケンジャクイン)(三月堂)を賜る。
  740(天平12)新羅僧審祥(シンジョウ)(華厳宗の開祖)を招き華厳を学び、『華厳経』を講説。
  742(天平14)金鐘寺、大和国分寺に指定。
  745(天平17)律師。
  746(天平18)聖武天皇の東大寺建立に尽力し、金鐘寺を改めて東大寺とし初代の別当となる。
  751(天平勝宝 3)少僧都。
  756(天平勝宝 8)鑑真(ガンジン)とともに大僧都。
  760(天平宝字 4. 8.)慈訓(ジキン)・法進とともに、退廃した仏教界の粛正のため僧階を4位13階に改めるべきことを奏上。
  749~ 757頃、近江(オウミ)(滋賀県大津市石山)に石山寺を開基。
  773(宝亀 4)没時、僧正に任じられる。
(*) 749(天平21,天平感宝元,天平勝宝元)、 757(天平勝宝 9,天平宝字)。

at 15:36│ ら行 
ろうそどう えいきろうやま まさみち《らふやま まさみち》