わたなべ おんわたなべ かずお

2006年01月08日

わたなべ かざん

渡辺 崋山
1793(寛政 5)
1841(天保12.10.)

◇江戸後期の蘭学者・南画家。通称は登。
 小禄の家に生れ、弟妹たちと離散し、貧困な生活を送る。
 佐藤一斎らに儒学を、谷文晁に南画を学ぶ。
 三河国田原藩の江戸詰家老となる。高野長英・小関三英ら蘭学者と尚歯会(ショウシカイ)を組織し、蘭学・西洋事情を研究。
 1837(天保 8)モリソン号事件で異国船打払令に反対し、『慎機論』を著す。1839(天保10)蛮社の獄で処罰され、自殺。
◎1898(明治31)高野長英とともに正四位が追贈。
◎尚歯会は「老人を尊ぶ会」という意味で、幕府の目をそらすために付けられたが、世人には蛮学社中と呼ばれていた。

at 15:36│ わ行 
わたなべ おんわたなべ かずお